2015年1月29日木曜日

世間で言われている「英語力」について考えてみる(1)

今回は、表題のような内容について考えていこうと思います。

最近、そこかしこで「英語力の必要性」が謳われています。私がよく目にしたり耳にするのは、「グローバル社会で生き抜くためには英語が必要」という文言(煽り文句?)ですが、

ではそもそも「英語力って具体的にどういうことを指すねん?(関西弁)」と聞かれたら、恐らく回答者一人一人で話す内容が異なると思うんですね。もしかしたら、具体的に説明できない人がいるかもしれない。



そんなわけで、「英語力って具体的にどういうことを指すねん?(関西弁)」という(無茶な?)問いを、ゆっくりと紐解いてできるだけ言語化してみようじゃないか、ということを、このブログでやってみようというわけです。
(まあ、そもそも「英語力」の一つに「言語化能力」が含まれると思うので、表題の文言を声高に叫びつつ、その中身を説明できない人は、もはや門前払いだと私は思うわけですが)


さて、表題に「(1)」と入っているように、とても一回では書ききれませんので、今後複数回にわたって考えていくつもりですが、何回になるか、また、次回このタイトルでいつブログを更新するかは未定です。(苦笑)


それほど、この「英語力必要問題」は、空中楼閣のようなテーマなのです。土台がしっかりしていない、別の言葉で表現すると、共通のコンテクストが存在しない。






そんなわけで、まずは「英語力」のコンテクストの定義から始めないといけないわけです。


なので、それに倣ってまずは、巷で叫ばれている「英語力」がどんなものなのか、自分なりに対立軸を作ってみますね。


そもそも、英語が必要な場合はどんなときか。


①海外旅行に行くとき

②留学する時(できれば現地で大学4年間を過ごしたり、院に進学したり、という状況)

③仕事で海外と取引があり、プレゼン、コレポンが必要場合

④より高度になり、会計、法務、起業など、専門性の高い業務で英語を使う場合

⑤翻訳や通訳(これらも大きく異なる仕事ですが、「言葉を扱う」という仕事でとりあえずは一括りにしました)


他にありますかね…。(これもありまっせ!、という場合はコメントして頂ければ幸いです)



これら①~⑤をざっと見ただけでも、必要な語彙や内容、背景知識、程度が大きく異なるわけですね。


次回は、具体的に「英語力」と世間で言われているものに対して、どんな要素が組み合わさっているのか(例えば語彙をどれだけ知っているか、文法をどれくらい知っているか、等)ということについて書いていこうと思います。


さて、この連載、始めたはいいもののどうなることやら。








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