2013年9月2日月曜日

LCC勃興の時代に、マイレージをもう一度考えてみる 2

今回は、主にフラッグキャリアとLCCを使う時のメリットとデメリットについてまとめ、それからなぜマイレージを使うと得なのかまでつっこんで考えてみる。


前回記事のLCC勃興の時代に、マイレージをもう一度考えてみる 1も参考にして頂きたい。


ではまず、LCCの長所短所について、僕が思うところを挙げてみる。

<長所>
なんといっても料金が安い。
というか、LCCの長所はこれでしょう。
僕が利用したことあるのは、関空〜仁川片道9,000円や、関空〜台北往復12,000円(セール)(共にPEACH)など。

今度も東京に往復7,900円で飛ぶので、セールじゃなくてもべらぼうに安いのが、一番のメリット。

こういうの使うと、新幹線での移動は高いし、夜行バスは安いけど寝れないし…みたいなことを引き合いに出して、LCCの利用も多くなるかなと思っています。
(特に僕は、夜行バスで風邪引いたことが何度かあるので)

更に、プロモーション等の限定販売だと、Jetstarの459円の四国セール等、価格破壊の極みのような料金で移動が可能に。

僕もまだ数回しか使っていないが、こういう風な移動ができるなら、LCCはこれからもどんどん使っていきたい。

<デメリット>
逆にデメリットはというと、チケットの購入で余計な料金がくっついてややこしかったり、払戻が出来なかったり、遅延がひどかったり、ということがあげられるが、僕は特に、購入時の余計な料金(支払手数料も含めて)が好きではない。

機内預け手荷物に+1,000円とか、座席指定に+400円とか、とにかくオプションが細かくて面倒くさいのと、クレジットカードでの支払でも600円くらい更にかかったりと、チケットの購入が近づくに連れて金額が徐々に上がっていく仕組みだ。

もちろん、預け手荷物がなかったり、座席指定もしなければいいのだけど、荷物が微妙な大きさや重さになる可能性があれば、心の中でどこかひっかかるだろうし、チケット一枚購入するのにいちいちオプションを選んでいたら、それだけで目も疲れるし、精神的にも消耗する人は必ずいると思う。
(これは慣れの問題でもあると思うが)


だから、料金は安くていいのだけど、いざ購入する時になったら、思っていた金額より高くなっていたりして、損した気分になることも多いと思う。
(あとはPEACHの場合、座席間隔が狭いのも、あまり好きじゃない。)
それと、機内での買物もお金がかかるので、何かと出費する可能性は高い。



では次に、フラッグキャリアのメリットデメリットは何なのか、となるけれど、それは簡単にいうとLCCの逆で
<メリット>
・サービスは全て料金に込み
・(マイルが貯まる)

<デメリット>
・金額が高い
ということになるだろうか。

料金に関しては、目的地によってまちまちだけれど、やっぱり数万〜十数万円するのが普通だから、まともな金銭感覚をもってすれば、よほどのことがないと購入できないのは事実だろう。
(だいたいヨーロッパは、普通に買えば往復で15万程が相場?)

ただ、僕自身Skyscannerを使うようになってから、案外安い航空券が落ちてることに気づいて、これだったらフラッグキャリアを使った方が、サービスもいいし、マイルも貯まるからいいんじゃないの?と思った経緯がある。

例えば、適当に日にちを選んで関空〜香港の航空券を調べてみると、
最安はPEACHで、28,000円〜33,000円
その次に来るのが、中国東方航空の34,000円〜36,000円
だったりする。

PEACHだと、ここからサイトに飛んで、預け手荷物代を払ったり、支払手数料を払ったり…、ということになって、お金がかかるし、シートピッチも狭いし、おまけに香港到着は23時頃、香港出発は日が変わった0時頃で関空到着が5時頃なので、そこまでお金をケチって乗るか…、と個人的に思う。

それなら、預け荷物も無料の中国東方航空を使って(機内食や乗客のマナーは悪いらしいが)、上海乗り継ぎでゆっくりできるほうが、まだいいんじゃないかと、思えて来る。

他にもSkyscannerは便利なサイトで、例えば関空〜パリ/フランクフルト/ストックホルム/ローマ等の往復航空券が、日によっては80,000円(いずれも上海か北京乗り換えの中国系)、関空〜東南アジアが台北乗り換えの4万円台からあったりと、「フラッグキャリアでこの値段!?」というチケットが、わんさかとまではいかないが多く落ちてる。

これだけ安い航空券があって、かつ全部フラッグキャリア(=マイルが貯まる!)なら、マイレージサービスは持っていて絶対損しないと思うのだ。
(みんながみんな、そんなに海外に行かないことは承知してるので、すぐにマイルが貯まって無料航空券と交換、ということにはならないが。)

ただし、航空券によってマイルの積算率も違うので、特にSkyscannerからExpediaなどのサイトに飛んで予約した航空券のマイルがどれだけ貯まるのかは、ふたを開けてみないと分からない。

(ただ、僕の場合仁川〜ワルシャワ往復70,000円のチケット(アエロフロート)をExpediaで買った時、マイルの事後申請をしたら5,500マイルくらい貯まったので、この値段でこれだけ貯まるのなら満足できると思う。)

僕も何度か調べてみたが、ANAの航空券でも、日本〜ヨーロッパを一番安いチケットで往復しても往復で6,000マイルたまるようだし、KLMオランダ航空エールフランスのサイトで購入しても、3,000マイル〜が加算されるようだった。

なので、マイル積算率は高くないにせよ、殆どの割合で貯まるのだから、一年に一回くらいヨーロッパやアメリカに旅行する学生や、研究調査で東南アジアやアフリカに行く学生達も、マイルを貯めていて損はないと思う。

(僕も大学時代に二度ヨーロッパに行ったが、その時のマイル(合計で8,000マイル程?)を貯めてなかったのはちょっとした後悔だ)


というわけで、LCCもいいけれど、遠くに行くのには必ずといっていいほどフラッグキャリアを使うことになるから、上手く使い分けをしてマイルを貯められる時は貯めていて損はない、ということだ。


次回は、じゃあマイルを貯める時にどういうプログラムを利用すればいいのかについて、まとめてみる。

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